あれはたしか先々週のこと、事務所である木造古アパートに封筒が入っていました。
中身はなんと、「家賃値上げのお願い」。
物価高騰＆値上げの嵐は、こんなところまで来ていたか。
まあ、こんなご時世だ仕方がない。
いったいいくら上がるんだ？
1,000円か、それともまさか2,000円か・・・。
近年諸物価の上昇に伴い、諸費用が増加してまいりました。当方といたしましては、極力値上げをしないよう今日まで維持管理にあたってまいりましたが、止むを得ず値上げせざるを得ない状況となりました。
ほうほう、長年値上げしないで頑張ってきたのだな。
でも、私はまだ借りてから半年も経ってないぞ。
長年頑張ってきた恩恵に全くあずかってないぞ。
で、いくらになるんだ？
つきましては賃料を、近傍類似の賃貸物件も参考にしたうえで、下記のとおり改訂いたしたくお願い申し上げる次第です。
改定前：25,000円
改定後：30,000円
5,000円アップぅ！？
月の家賃が、30,000円！？
そりゃあ最初に借りたワンルームマンション事務所よりは、それでも１万円安いけど。
ここは、昭和なかばに建築された木造アパートだよ。
風呂もついてない（←ガス契約しないから、どうせ使わないけど）。
トイレも和式だし、すきま風だって入ってくる。
月に３万円払うなら、ワンルームマンションだって借りられるんだぞ！
２週間ほどの賃貸サイト巡り。めぼしい物件は・・・ない
私は基本的に、交渉事はきらいだ。
こういう話になったら、すなおに受け入れるフリをして、逃げることを考える。
なかなか厄介だけど、それなりに気に入っている木造古アパートは惜しいが仕方がない。
またイチから物件探しの始まりだ。
もう、ずっとここでいいと思っていたのにな。
・・・ということで、久しぶりに賃貸サイト巡りを再開した。
何年何年も、毎日チェックし続けたサイトだ。
私の家から歩ける範囲の賃貸物件など、すでにほとんど知っている。
目新しい物件は・・・ない。
むかし候補に挙げていた風呂なし古マンション。君もそうなのか
そんな中、なつかしい物件を見つけた。
数年前に検討したことのある、事務所使用可能な風呂なし洋式トイレの古マンション。
当時はまだ退職を言い出してなくて、当然ながら借りることのできなかった物件だ。
家から徒歩10分で、家賃は28,000円だったはずだ。
その後も、朝の散歩ついでに何度も見に行って、「空かないかなあ～」と眺めていた物件。
その物件が、現状渡しで家賃32,000円！
わざわざ「現状渡し」と書いてあるから、きっとそれなりに汚れているんだろう。
それで家賃は上がっているし、「事務所使用可」という条件も外れている。
君も同じなんだな。
物価高＆家賃高騰は、ここまで来ていたんだね。
「交渉事がキライ」なんて言ってられないな。来週、電話しよう
やっぱりしばらくは、今の事務所を借りておくしかなさそうだ。
しかし頼みの綱であるはずの事業の売り上げは、小学生のお小遣いと競っている私だ。
月に5,000円、年間６万円を余分に払う余裕はない。
拒否しようか、泣きついてみようか、交渉の余地はあるのか聞いてみようか。
この土日で、何て電話しようか考えておこう。
