事務所は今日も閑古鳥 無職じゃカッコ悪いから。 めざすは個人事業主!

保険を見直す勇気が足りずに弱気の更新。でも、2年後の自動更新拒否は忘れるな!

最終更新日:2020年7月25日 18時34分
  • 「定年で稼がなくなるのなら、生命保険は少なくていい」
  • 「高額療養費制度があるから、医療保険なんていらない」

はいはい。分かってますよ!

サラリーマンの定番(←たぶん)である「定期保険特約付終身保険」の、2回目の更新を迎えた56歳の私としては、選択肢はたった2つのはずでした。

50歳を超えて老後のシミュレーションを繰り返し、そう決意したはずでした。

  1. 特約を全部外して終身保険のみ(払込終了は66歳)
  2. 払い済み保険にして、もう保険料は払わない

たとえ今ここで「払い済み保険」を選んだとしても、すでに保険金額は250万円を超えています。これだけあれば、葬式代と後片付け費用には十分でしょう(←ですよね、ねっ!)。

後10年間、終身保険を続ければ、保険金額は300万円になります。年間保険料3万7千円×10年だから、37万円払えば50万円になるのか・・・って、私がもらえるお金じゃないからどちらでもいいか。

いやいや、生命保険料控除というものがあるぞ。でも、60歳を超えたショボい収入から3万7千円控除されたからといって、いったいいくらの節税になるんだ? そもそも収入なんてあるのか?

・・・などなど考えながら、保険をもう一度見直す私でした。

生きているリスク

私の記憶が確かならば、定期保険特約とか医療特約が付いていたはずです。どちらもいらない。さあて外そうか・・・と思って中身をじっくり見る。

  • (主契約)終身保険66歳払込終了:300万円
  • 定期保険特約
  • 疾病障害保障定期特約
  • 介護保障特約
  • 傷害特約
  • 総合医療特約

よみがえる記憶

10年前の更新時前には、これらに加えて「生活保障特約:保険金額合計3000万円」というものが付いていたのですが外しました。子供も大きくなってきたし、中古マンションのローンも終わっていたから、後はなんとかなるだろう・・・というか、何とかしてください。

このとき私は保険料の支払いに苦しんでいたので、何としても下げたかったのです。

結果:契約時の保険料は年23万円 → 1回目の更新で年19万円

何を苦しんでいたかというと、入っていた保険は、これだけではないからです。

  • 就職したときに入った30年満期の養老保険:年 9万円
  • 結婚したときに入った3大疾病保障定期保険:年 4万円
  • 今回更新を迎えた、定期保険特約付終身保険:年23万円 → 年19万円

毎月に直すと3万円。このくらいなら何とかなりそうなものですが、これだけでは終わらなかったのです。

幼いころから怠け者で、だらしなく頼りなかった私を心配して、田舎に住む両親が「私のために」という涙が出そうなやさしさと余計なお世話で、郵便局の簡易保険に入れてくれたのでした。

とある夏の日に帰省すると、郵便局のお姉さんが実家にやってきた。すでに契約書ができていて、後はハンコを押すだけ。しかも初回の保険料は用意してやるから、2年目からはちゃんと払えよ、ときましたか。

孝行息子からは程遠く、心配と迷惑をかけ続けた私なんかは、当然保険なんかに入っているはずも無かろうと心配する両親に対して、断るチャンスも勇気も、そして途中で解約する冷徹さも持ち合わせてはいませんでした。

このネットでは評判の悪い簡易保険の「ながいきくん」。この保険料年21万円が私の家計に重くのしかかることになります。

合計で年間50万円越え・・・。

もう新しい保険には入れない

こうして私の生活に君臨し続けた保険四天王の一角、「養老保険」は数年前、無事満期を迎えました。さすがはバブル期のお宝保険。しっかり儲けさせていただきました。

60歳払込終了である「ながいきくん」の支払いも後4回。養老保険で儲けた分で楽々払えるからまあいいか。

ということで、あらためて今回の更新を考えます。

  • (主契約)終身保険66歳払込終了:300万円
  • 定期保険特約
  • 疾病障害保障定期特約
  • 介護保障特約
  • 傷害特約
  • 総合医療特約

ここで目に付いてしまった「障害」と「介護」の文字。死んでしまえばお金はいらないが、生きているリスクをどうするのか・・・。しかも私は持病持ち、もう新しい保険に乗り換えることもできません。

払い済み保険にするのは、いつでもできる。片道切符で後戻りはできないんだ!などと自分自身を説得して、弱気の更新を選ぶ私でした。

定期保険特約も外せるのか

傷害特約と医療特約は、もういらない(←実は、終身保険である「ながいきくん」にちょっぴり特約がついていたりもします^^;。どこまでも気弱な私でした)。

これでもまだ足りない。元々やめるつもりだったこの保険、今までより保険料が上がってしまうことだけは避けたい。

「定期保険特約」を外すことができればいいのだが、何といっても「定期保険特約付終身保険」です。説明図でも、終身保険の上に定期保険特約が乗っかっていて、終身保険の下に他の特約がぶら下がっています。

確か、10年前にも外せないか減らせないかを相談したけど「それは無理。これを外せば特約は全部外れる」とか言われたような記憶がかすかに残っています(←私の勘違いかも:詳しくは後述)。

あきらめきれずに、「約款」や「契約のしおり」という、分厚く分かりやすいとは言いがたい読み物に一生懸命目を通してみると、

更新後の各特約の保険金額棟は、更新前と同一です。
ただし、特約の保険期間満了日の2カ月前までに契約者から申出があれば、当社の定める基準にもとづき、保険金額等を減額することができます。

ニッセイ「特約更新・終身変更のしおり」より引用

「当社の定める基準」って何だ?

ひょっとしたら減額できるのか?

私の記憶が、間違っていたのか?

・・・などと考えていても仕方ないので、勇気を振り絞って直接問い合わせ。すると、「減額もできるし、外すこともできますよ」という、あっさりした回答で思わず拍子抜け。

ニッセイさん、いらぬ疑いをかけて誠に申し訳ありませんでした。

  • (主契約)終身保険66歳払込終了:300万円
  • 疾病障害保障定期特約
  • 介護保障特約

う~ん、スッキリ。

保険料が今までよりも安くなったことだけで、満足している軟弱な私。こんなことでは、これからの長い長い老後節約生活が思いやられます。

2年後にせまった、3大疾病保障定期保険の自動更新を阻止せよ!

いざとなったら「払い済み保険」に変更すればいいからね!っと無理やり納得した私ですが、もう一つのミッションが浮上しました。

それは、年間4万円払っている30年満期の「3大疾病保障定期保険」。

あと2回払えば期間満了ですが、そのままでは終わりません。こちらから申し出ない限り、自動更新されてしまって、支払いが年30万円に跳ね上がるという優れもの。

いざというときの保険金額500万円のために、毎年30万円(10年間で300万円!)を払い続けるほど太っ腹ではありません。

たぶん2年後には、「保険期間満了のお知らせ」か「自動更新の案内」あたりが届くのでしょう。

自動更新されないために、しっかりと「申出」なければ!

でも、「申出」って何だ?
まさか、口で伝えるだけではないでしょう。

「申出を確認しました」とか、「自動更新せずに終わります」みたいな書類がもらえるのだろうか? 

いずれにしても、頑張って阻止しなくては!

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