先日、有料レンタルサーバーとして有名な「エックスサーバー」を解約した。
こう見えても、私も個人事業主だ。
開業して1か月ちょっとの間、何もしてこなかったわけではない。
売上が増えないなら、経費を削る。
経営者としては当たり前の判断だ。
入るお金が増える見込みは今のところ、ない。
それなら出ていくお金を削ればいい。
削るところは、いくらでもありそうなところが情けない。
しかしこれが、私が個人事業主としてやっていける自信の源(みなもと)だ。
出ていくお金がなくなれば、入ってくるお金がなくても赤字にはならない。
赤字じゃないなら、やめる理由はない。
いちばん無駄な経費は、事務所かもしれない。
次が社労士会の年会費か。
この2つをやめれば、黒字確定だ。
こうすれば年間1~2万円の利益が確保できる、という現実はしばらく封印しておこう。
ネットのおススメに素直に従って、サイト運営を始めた
私が「ブログで稼ごう!」と思い立ったのは、たぶん5年前(←ちょっといいかげん)。
「ブログは終わった」
「い~や、まだまだ」
という時代だった(←かなりいいかげん)。
時代背景や正確な年代はあいまいだが、はっきり覚えていることがある。
ブログで稼ぐなら、「エックスサーバー+独自ドメイン」の一択!という世間の言葉だった。
根が素直な私は、世間の言葉に従った。
現実世界では人が多いところは苦手だが、ネットの世界では人が集まるところへ行く。
完全にオーバースペック。だが、そんな理由で解約などしない
エックスサーバーのサイトには、「圧倒的ハイスペックサーバー」と書いてある。
確かにハイスペックだ。
5年間、ブログも含めて最大10個のウェブサイトを作った。
それなのに、根がケチんぼの私だ。
レンタルサーバーが用意してくれたディスク容量の、1%も使わなかった。
エックスサーバーは世間の評判通りだった。
使い勝手もスピードも、すべてにおいて困ったことはない。
すごくいい有料サーバーだ。
私も、おススメしておこう。
きっと、毎日何万人が訪ねてきて何百万円稼いでも、ビクともしないんじゃないか。
私はその何百分の一、いや何千分の一だったから、想像でしかない。
もちろん違ってても責任は取れないから、自己責任でお願いします。
毎月支払いがイヤ。記帳がめんどくさいという、わがままな理由
オーバースペックなのは、まあいい。
余裕があるということは、伸びしろがあるということだ。
私のサイトが、急に人気が出て大儲けしても大丈夫かも。
そう、夢があった。
まあ、そんな夢はすぐ消えた。
それでも今、サイト運営だけを切り取ってみたら、いちおうは黒字だ。
多少高いのは確かだが、エックスサーバーをやめる理由にはならない。
やめた理由は、エックスサーバーから毎月請求があることだ。
年払いはない(あるかもしれないが、やり方がわからない)。
私は来年からの青色申告のために、すでに複式簿記を始めている。
毎月請求が来るなら、毎月記帳しなければならない。
毎月毎月めんどくさいじゃないか。
そんな理由でやめるのか!とエックスサーバーファンから怒られそうだが、めんどうなものは仕方がない。
年払いが可能で、エックスサーバーより安い「スターサーバー」へとサイトを移していった。
独自ドメインをスタードメインへ。おまけの無料サーバーを使う
メインのサーバーを「スターサーバー」に移すのと時を同じくして、独自ドメインの管理を同じ運営会社のスタードメインへと避難させていた。
スタードメインで独自ドメインを管理すれば、おまけの無料サーバーが使えるのも大きい。
「スタードメイン無料サーバー」というのが正式名称だ。
「無料レンタルサーバー・スターサーバーフリー」とは別物だから、これまたややこしい。
今年から、この、おまけの無料サーバーでもメールアドレスが設定できるようになった。
それならわざわざお金を払って、有料の「スターサーバー」を契約している意味はない。
「スターサーバー」は解約だ。
運営するサイトの多くは放ったらかしだが、お金を出さないための努力は惜しまない。
エックスサーバーに残っていたものも、すべて引き上げ解約した。
こうして令和3年12月、サーバー代はついに無料となった。
経費は絞りに絞った。これ以上は無理、売上を増やしてくれ
私のウェブサイト運営事業は、来年からはサーバー代が一切かからない。
これで確実に黒字になるはずだ。
これでかかる経費は、独自ドメインの費用のみ!
「.com」ドメインを7つ持っているから、
年1,298円×7=9,086円が、年間経費だ。
それぐらい、稼げよ私。
稼いでくださいお願いします。
それで万一赤字になるなら、独自ドメインもあきらめるよ。
年収数千円、いや数百円かもしれないが。