今の事務所がすばらしい。
通い始めて1か月ちょっと、すっかり気に入ってしまった。
私は適当に買ったものでも、使っているうちにだんだん好きになる。
これはこれで、便利なようでめんどくさい性格だ。
この事務所も、そもそも不動産屋にすすめられるままに借りた。
保証人がいらないワンルームマンションが他になかっただけだ。
それが今では、ここから離れたくない私がいる。
今も事務所探しを続けているが、いい所が見つかったらどうしよう。
この事務所を手放す?
そんなのはイヤだ?・・・うん、自分のことながらめんどくさい性格だ。
物を買うときは、多かれ少なかれ妥協するものだ。
理想通りのピッタリのものなど、そうそうあるものではない。
妥協して買ったものには、いろいろと不満がある。
でも変に気に入ってしまうと、買い換えられない。
机もそう。
イスもそう。
ホットマット、ミニ毛布、電気ケトル、事務所にあるものみんなそうかもしれない。
もちろんこの事務所自体が、いちばんの大問題だ。
不満を抱えながら、情が移って引越しできなくなってしまう。
ここはふつうの居住用マンション。看板は出せない
この高級(?)ワンルームマンション事務所に、変に長居してはいけない。
何といっても家賃が高い。
稼げない、儲けがない私が、月に4万円ずつも払い続けられるわけがない。
稼ぐ努力も少しはするけど、少ししかしないぞ。
このまま稼げなかったらどうするんだ。
でも、家賃を払うのは月1回だけ。
他の日は気にならないから困ってしまう。
現実を見るんだ、私!
それにそれに、
ここはふつうの人がふつうに暮らす、居住用のマンションだ。
事務所にしていいはずがない。
看板すら出せないじゃないか。
何もしていない事務所だから、看板がなくてもいいのだけれど。
出せたとしても、私のことだ。
目立たないよう気付かれないくらいに小さく出す。
それか、そもそも出さない。
それなら今のままでいいじゃないかと言われそうだが、それは違う。
「出せない」のと、「出さない」のでは雲泥の差だ。
気分が違う・・・と思う。
表向きはセカンドハウス(書斎)。居住用マンションのメリット
居住用マンションならではのメリットも、もちろんある。
私も、いろいろ考えた。
この考えが甘くて浅かった、のかもしれない。
居住用マンションなら、消費税がかからない。
事業用にマンションや事務所を借りると、消費税分だけ高くなる。
このワンルームマンションを借りるときにも、「テレワーク用の書斎、つまりセカンドハウスです」を強調した。
ウソではない。
現に、週一バイトとなった会社のメールチェックをしている。
得意先(←週一バイトの会社のね)からの電話も受けている。
社労士であることも正直に話した。
「将来事務所に使えればいいな」と言った瞬間、
「えっ?それなら消費税がかかりますよ」と言われた。
「将来ですよ、将来」とあわてて打ち消した。
消費税を払えば事務所に使ってもいいのか?とは聞けなかった。
事務所用途であれば貸せません!と言われたら身もフタもない。
居住用マンションなら、選ぶ幅が広がるのが最大のメリットだった。
でもやっぱり、事務所っぽい事務所がいいな。
気晴らし&調査のために、となり街の物件でも見に行くか
近所に、今の事務所を超える物件は、今のところない。
居住用マンションなら、この近所では安い方だと思う。
事務所物件や事務所可の物件はそもそもほとんどない。
古アパートならなくもないが、なかなか踏み出せない。
となり街に、気になっているマンションがある。
ふつうのワンルームマンションに見えるが、つねに店舗としても募集している。
いつでも何部屋かは空いているようだ。
家賃も2万円と、なぜか格安だ。
社労士である私が所属する支部の管轄外だから無視してきたが、参考になるかもしれない。
ちょっと見てこようか。