私の事務所は零細個人事務所ですが、顧問社労士がついています。
社労士監修のもと、従業員も経営者もみんな働きやすい職場です。
完全週休二日制の盆正月休み。
９時５時のもちろん残業なし。
冬場は４時半までの短縮勤務。
ハラスメントなどありえない。
そう、私の事務所です。
経営者は私ひとり、従業員は今のところいません。
職員募集は、今は行っていません。
行う予定は、まったくありません。
会社が理不尽なのは仕方ないけど。私は私で好きに働く
「顧問社労士」というのは、もちろん私です。
勝手に呼んでいるだけで、もちろん顧問契約なんかはしていません。
勘違いされた方がいたら、ごめんなさい。
従業員はいないから、社労士らしいことは何もしていない。
労使関係もなければ、職員のためのいろんな手続きもない。
もしあったら、ちゃんとできるのか？
と言われると、多少不安な面はある。
ただ何もしていない儲からない事務所だから、従業員を雇うことは100%ない。
だから大丈夫だろう。
社労士としてやったことは、就業時間を決めたり、年間休日を決めたくらいだ。
それくらい社労士じゃなくても誰でもできる、というツッコみは勘弁して欲しい。
会社の利益は、社員の利益と違うから
会社が稼いで利益を生み出して、社員に給与や賞与で還元する。
だから会社の利益と社員の利益は一致する・・・わけではない。
少なくとも、私はそうだった。
定時で帰りたい。
そこそこ働いて、それなりの給料がもらえればそれでいい。
そんな私のような社員にとって、会社の方針というものは納得できるものではない。
会社がそういう気なら、それでいい。
私はいつか、私の事務所で好きなように働くから。
いろんな社員がいる。みんなが納得する人事や評価なんてない
多くの人は、「自分は平均よりは上」と信じているらしい。
調べると、９割以上の人がそう思っているそうだ。
「レイク・ウォビゴン効果」という名前まである。
もちろん私もそのひとりだったし、今でもそうだ。
そんな社員たちの、だれもが納得する人事などない。
だれが昇進しても「何であいつが」という声が出る。
自分のミスでもないのに怒られることがある。
理不尽だなあ、って思った。
自分のミスで怒られることもある。
そこまで言わなくてもいいだろう、って思った。
そんなこんなが起きるたびに、どんどん会社員がイヤになっていった。
私は私で事務所を開く。
私は私で、好きに働く。
そんな私の夢が、いちおう現実のものとなったのかもしれない。
私の事務所は儲からないが、つぶさない。たのむぜ社労士さん！
私は若いころ、短い間だが小さなメーカーに勤めていたことがある。
社員十数人の小さな会社だったが、社員に優しい会社だった。
社員を大切にしていて、給料も比較的よく、仕事も楽だった。
社員に無理はさせない。
無茶な仕事は受けない。
どんなに苦しくても給料だけは確保してくれて、そして倒産した。
私の事務所も面倒な仕事は受けないし、しない。
その代わり、儲けはない。
事務所の家賃分だけ赤字。
でも、つぶしはしない。
（イヤになったら廃業するかもしれないけどね。）
事務所家賃が払えなくなったら、バーチャルオフィスや自宅兼事務所にしてでも生き残る。
そのためにも、たのむぜ社労士さん（←私）。
事務所をつぶさないための助言なんて、本来社労士の仕事じゃないけどね。
そんなことは重々承知だが、他にたよる者もいないからね。