せっかく借りた事務所があるというのに、まだ事務所探しを続けている個人事業主です。
「事務所探しも、あと1年」
「期限は来年(2022年)の年末」
と、新しい事務所探しには期限を設けています。
いつまでもダラダラと事務所探しにうつつを抜かしていられる身分じゃない、というのも本音ですが、切実な理由もあります。
私ごときが賃貸物件を借りるための切り札が使えるのは、長くてもあと1年なのです。
部屋を借りるには、源泉徴収票が必要とはおどろいた
ひょっとしたら常識なのかもしれないが、私はこれにはおどろいた。
調べてみると当たり前の話らしく、収入証明書というそうだ。
私が今まで賃貸物件を借りたのは5件、もう30年以上前になる。
学生時代に3件、親が連帯保証人だった、
就職して引越し、親が連帯保証人だったのだろう。
その後1回引越ししたが、これも親が連帯保証人だったかな。
そのときはすでに働いていたが、収入の証明なんて必要なかったはずだ。
その時代はそういう風習だったのか。
安くて古い不人気物件だったからか。
今の事務所は高級(?)ワンルームマンションとさんざん書いてきたが、実は昭和の時代に建築された年代物。
ワンルームマンションとしては地域最安に近い、掘り出し物である。
しかも何件か見て回った中で、ここだけ保証人が不要だった。
それでも源泉徴収票だけは必要だと言うのか。
それなりのところを借りたいなら前年の収入を証明しろ、ということか。
でも、前年のものでいいんだ。
まあ、その年の途中で今年の年収は証明できないからね、
実態はバイトでも、いちおう正社員という身分も大きいか
幸いかどうかは分からないが、会社を辞めそこなって週一バイトを続けている。
いつまで続くかわからないが、それが幸いして「期間の定めのない」雇用契約が継続することになり、短時間正社員、つまり「正社員」という身分が続いている。
今年は10月末まで普通に働いた。
給料は翌月払いだから、11月まで今まで通り入ってくる。
12月にもらう給料はバイトなのでガタ減りだが、年収だけで言えば、11か月間は普通にもらっていたから例年とたいして変わらない。
だから来年になっても、「昨年の年収」はほぼ今まで通りだ。
正社員として、昨年の年収で入居審査にいどむことができるのは、来年1年間というわけだ。
ちなみに正直者なので、不動産屋には本当のこと(バイトで収入ガタ減り)を言うと思う。
後からもめるのがイヤなだけな小心者ともいう。
不動産屋が入居審査の書類にどう書くかは知らない。
個人事業主としての収入はない。収入見込みもない
当たり前だが、正社員じゃなくても部屋や事務所は借りることはできる。
個人事業主なら、確定申告書の控えや納税証明書で収入を証明する。
個人事業を開始してすぐならば、事業計画とプレゼン能力が必要か。
もちろん今の私には、何もない。
「独立開業のフリをするために、事務所を借りたい」と言って、貸してもらえるかどうかは分からない。
ちなみに私が大家なら、そんなあやしいヤツには貸したくない。
「不定期出社なので、テレワーク用に部屋を借りたい」という、どこの不動産屋も家主さんも納得する理由と、正社員としての前年の年収が証明できるのは来年までだ。
妥協の産物である今の事務所。不本意?ながら気に入ってきた
妥協の産物として、とりあえず選んだはずの今のワンルームマンション事務所。
エアコン暖房のおかげか、少しずつ愛着がわいてきた。
家賃さえ何とかなるなら、このままここでいいかも。
この「事務所を探し続ける」シリーズ、これ以上つづかないかも。
(追記:続きました。↓)