セディナ/OMCカードの退会(解約)手続きが完了しました。
先日予告した、私を翻弄(ほんろう)し続けたクレジットカードの解約です。
セディナカード・・・、私が欲したわけではないのになぜか手元にあったカード。
ちなみにOMCカードだとしても、私は申し込んだ覚えはない。
解約手続きのためにセディナのホームページへ行くと、いきなり「SMBC」の文字。
「SMBCファイナンスサービス」のロゴの下にある、申し訳程度の説明がさびしい。
株式会社セディナは、SMBCファイナンスサービス株式会社と合併し社名を変更しました
解約方法を調べると、電話のみの受付だという。
「つながりにくかったらごめんなさい」とあったが、電話してみるとあっさりつながった。
すべて自動音声。
最初にちょこちょこと選択して解約手続きへ、カード番号と生年月日を入力して終了。
カードはそっちで処分してくれとのこと。
退会案内が送られてくるわけでもなく、確認メールもない。
手元に何も残らないまま解約手続きは終了し退会となった。
30年の付き合いが終わった。
何も残らないのが令和の流儀なのか。
「解約完了のお知らせ」くらい欲しかったな。
大好きだったローソンカードさん、なぜこんな姿に…
セディナカードに恨みはないが、愛着もない。
私の持っていたのは「セディナ/OMCカード」という、元OMCカードだ。
しかしこれまた、元からOMCカードというものを持っていたのでもない。
私が申し込んだのは、昔のローソンカード。
ローソンブルーの、愛らしいカードだった。
手元に届いたらすぐに解約していいから、と言われて申し込む
30年ほど前、平成になってすぐの話。
得意先の担当者から頼まれた、というかノルマに近かったと言う方が正しいかも。
古い話だし、すでに存在しない会社のことだからいいだろう。
その頃は良くある話だった。
その得意先担当者も、そのまた得意先から頼まれた(?)そうだ。
おたくは30枚ね、ってね。
頼まれたからには、社内のだれかと出入り業者に配分する。
君と君と君、そして残りはあそこに10枚ここに5枚・・・。
そしてその内の1枚が、私に割り当てられた。
このカードの申込書、記入して持ってきてね。
カードが届いたら解約していいから、ってね。
初めて普通に使えるクレジットカード。ローソンVISAカード
当時の私は、少しだけ借金を抱えていた。
給料振込口座の銀行から、「クレジットカード作りませんか」って案内が来た。
ウキウキと申し込んだら、「ご要望にはお応えできません」という冷たい返事。
審査に落ちた、ってそれなら最初から案内してくるなよと文句も言いたくなる。
そんな私だったから、審査に落ちたらカッコ悪いなって思いながら申し込んだ。
でもノルマだから通るかな、クレジットカードが持てるかな、って期待もした。
そして無事、私の元にローソンVISAカードがやってきた。
届いたら解約してもいいよと言われていたけど、とんでもない。
私が手にした、初めての普通に使えるクレジットカードだもの。
当時の私の住まいと駅とのちょうど中間に、ローソンもあったしね。
仕事帰りにローソンに寄って、晩ごはんと朝ごはんを買うのが当時の習慣。
結局ほとんど使わなかったけど、いざとなればローソンカードがきらりと光る。
大好きだったな、ローソンブルーのローソンVISAカード・・・。
私のカードが、元ローソンカードですらなくなった気がした
むかしむかし、ローソンはダイエーというスーパーの子会社でした。
しかし、ダイエーの経営改善策としてローソン株は売却され、ローソンカードはOMCカードへ差し替えられていきました。
そののち、ローソンは三菱商事傘下となりました。
オーエムシーカードは三井住友フィナンシャルグループ傘下となり、セティナになりました。
そして月日は流れ・・・
近所のローソンで、ローソンPontaカードの申込書を目にしたときの寂しさを私は忘れない。
あれは私の大好きだったローソンカードじゃない。
でも私のカードが、元ローソンカードではなくなってしまったような気がした。
・・・つまんない感傷に浸ってないで、いろいろ整理しなくちゃ。