私の事務所は顧問社労士を抱えている。
(実は私自身が社労士なだけ。)
社労士にお願いしているのは労働関係だけではない。
年金や健康保険など、社会保険関係もすべて一括で任せている。
事務所の従業員はもちろん、経営者のこともすべて任せている。
従業員はいないから、経営者(←私)の社会保険関係のことだけだ。
つまり私が、私自身の社会保険関係を自分でやっているだけだ。
たのむぜ、社労士の先生(←しつこいですが、私自身だ)。
自分の老後を計算したかったから、社労士の勉強開始?
私が社労士の勉強を始めたのには、いろいろな動機があった。
会社員がイヤで、独立開業できる資格が欲しかったのもそのひとつだ。
それに加え、年金や健康保険についての知識も少し欲しかった。
もちろん、私自身の老後を少しでも有利にしたかったのである。
私の老後シミュレーションは完璧だ。
年金額や健康保険に介護保険、後期高齢者医療制度に所得税や住民税。
税金は社労士とは何の関係もないが、そこは問題ではない。
問題は、事業収入が期待通りにあるのかどうかだ。
社労士の勉強をすると、会社を辞めたくなくなる(←私の場合)
どうでもいい話だが、私は社労士になるための勉強が進めば進むほど、会社を辞める気が失せていった。
もともと、「独立開業してガンガン稼ぐぞ!」なんていう気合はなかったが。
労働法令を知るたびに、日本の労働者が手厚い保護を受けているのを知った。
社会保険を勉強するたびに、サラリーマンは優遇されているような気がした。
早期退職するなら、ある程度メドが立ってから。
そんな私のぬるい決意が、ますます固まっていった。
年金破綻? 国民皆保険の危機? それはない(と、私は思う)
せっかくだから、社労士になるための勉強をして良かったことをもうひとつ。
「年金制度は破綻する」とか、「社会保障制度は崩壊寸前」なんて言われているけど、そんなことはない(と、社労士である私は思う)。
うまいこと考えてあるし、ちゃんと運営してきた実績もある。
先のことはわからないが、まず大丈夫だと思う。
へっぽこ社労士なので、うまく説明できないのが残念だ。
しかし私自身、老後の生活設計については国の制度におんぶにだっこである。
しばらくは、前に勤めていた会社の厚生年金と健康保険の継続
今年の10月に早期退職して、私は役所巡りをしていたはずだった。
国民年金への切り替え。
健康保険は任意継続(国民健康保険は高いから)。
この辺の必要書類や手続きくらいならお任せください。
いちおう社労士ですから。
他人から、依頼を受けることができるのが社労士という職業。
自分のことなら社労士じゃなくてもできるんだが、まあいい。
残念ながら(?)、うまく早期退職できずに今は中途半端な短時間正社員。
しばらくは(うれしいことに?)、厚生年金も健康保険も継続している。
つまり、ここでも社労士の私は何もしていない。
来年こそは、きっちり切り替えして活躍するよ。