大逆転、5,000円納付から683円還付へ。医療費控除の鬼となる

今年の確定申告、5,000円追加納付となったショックで途中で投げ出してから早三日。

来年からは、青色申告となる私。
最後の還付申告でこの仕打ちか。

令和3年分の確定申告は、令和4年2月16日から3月15日までです。 でも還付申告なら、それ以前でも行えます。 私は医療費控除とかいろ...

理由が分かって理解したものの、なんとなく納得できない。
ちょっとイヤになってきたから、このまま放っておこうか。

税金の納付だけなら、過去にやったことはある。
保険金の満期を迎えたときだったっけ。
QRコードをコンビニに持って行って、納付書を出力して払えばいい。
それほどの手間ではない。

でも、なんか悔しい気がする。

この仕打ちですか

そんな私の元に開業届の控えが届いた。
この、一通の郵便物が私に火をつけた。

個人事業主たる者、あきらめたらそこで試合終了ですよ

実を言うと、申告書作成を中断してすぐに動き始めていた。
開業届の控えは関係ないのだが、気合が入ったのは確かだ。

何をしていたかというと、市販薬を購入したレシートをかき集めていた。
毎年のように医療費控除を利用している私だが、市販薬はだいたい無視。
面倒だし、医者の領収書だけで軽く10万円は超えるからそれだけでいい。

基本的にケチな私だが、それ以上に面倒くさがりなところが弱点だ。

腹は減る

そんな私も今年からは個人事業主。
個人事業主たる者、経費にはシビアでなくてはいけない。

そういえば、アマゾンでも治療薬を購入したぞ。
アマゾンのサイトへ行くと、ほう、今からでも領収書が印刷できるとはさすがだ。

行ったことさえ忘れてた医者の領収書もでてきた。

そんなこんなで、医療費が大きく増えた気がする。
さっそく入力。

計算結果確認: 納付する金額は、 1,600 円 です。

変わるのか

もう少しだ。何とかならないか。私は医療費控除の鬼となる

すごいぞでかいぞ医療費控除。
希望の光が差し込んだようだ。

ここまで来たら、なんとかしたい。
もう少しだ。

何かないかと、国税庁のホームページあたりを読みあさる。

・・・通院のための公共交通機関、これだ!

少しでも痛くなさそうな医者を探していたから、電車やバスで通っていた。
交通費も控除対象なのは知ってはいたが、面倒だからこれも無視していた。

領収書もないから、ごまかしてるようで遠慮していた。
小心者の、私ならではの理由で医療費控除しなかった。

しかし個人事業主たる者、そんなことは言っていられない。

わたしは、わたしは・・・医療費控除の鬼となる!

冷酷な機械となる

計算結果確認: 還付される金額は、 683 円 です。

やればできる

有終の美は飾れたけれど。あまりに雑で無頓着なのが恥ずかしい

来年からは青色申告をする私、最後の還付申告も無事、還付されることになった。
5,000円の納付で、「最後の最後にこの仕打ちか~」と泣いた自分が恥ずかしい。

最初からきっちりやっておけば、何の問題もなかった話だ。
今回は「追加で税金を納めろ」と言われてあせってがんばったが、ふつうに還付だったらそのまま申告していただろう。

分かってはいたが、細かいところで私は雑だ。

私は今、節約からは遠いところにいる。

この電子マネーの時代に、現金払い。
各種のポイントとかには興味はない。
お得情報や節約テクニックにも疎い。

逆に言えば、私は無駄遣いも多い。
節約できる余地は、たくさんある。

これが83歳で所持金がつきることが分かっても、わりと平気でいられる原動力でもある。
(勘違いでないことを祈ってるが。)

あれっ? 私の老後シミュレーション、計算があまいとは思っていたけどホントにあまかったようだ。 大晦日の夜、紅白歌合戦を見...

節約だけで、私の「100歳安心プラン」が再構築できるかも。
でも、それでは事業への意欲がまた一歩後退するじゃないか。

そんなくだらないことを考えながら、また自販機で買ったペットボトルのお茶を飲む。

明日からがんばる

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