私は、三大疾病保障保険というものに入っています。
入ったのは今からちょうど30年前、まだ20代のころ。
何を考えて入ったかは、あんまり覚えていない。
転職してすぐのことだから、将来が不安だったのだろうか。
保険のお姉さんが好みだったのか、上手いこと言われたのか、まったく記憶にない。
その後30年間、運よくこの保険のお世話になることもなく、健康でいられたことは何よりだ。
保険料は掛け捨てではあるが、年払いで 39,000円ちょっとというお手頃価格(かな?)。
三大疾病になってしまったり、万一の時には一時金として500万円もらえるという優れもの。
30年間払い続けてきたから、合計で120万円弱支払っている。
これで万一の時には500万円だから率はいい、これぞ「保険」というものだろう。
契約期間はあと3ヶ月ほど残っているから、今、三大疾病になったとしても納得の保険料だ。
この保険の契約期間も、今年の12月で終わりを迎える。
自動更新させてなるものか。この時が来るのを待っていた
今さらだが、私にとってはいい保険だったと思う。
本当に優れものだったのかどうかは分からないけど、昔の保険はお得だから解約しない方がいい、というウワサを信じてそのままにしていた。
どれだけお得だったのか、今の保険と比べてみようと思ったけどよく分からなかった。
まあ、知ってどうなるものでもないし、私もそんなにヒマじゃない。
いやいや、実はヒマなんだけど、面倒くさいからまあいいか。
しかしこの保険、大きな落とし穴があることに気付いたのは、たしか5年ほど前だ。
30年で終わらない。申し出がなければ自動更新で保険料8倍
このお安く、私の中で「保険」と呼べる数少ない保険、30年で終わるわけではない。
契約期間終了後、何の手続きも申し出もなければ自動更新されて80歳まで続くらしい。
老後シミュレーションを始めて、保険の見直しをしているときに、気付いてしまった。
更新後の保険料は、年払いで31万円以上。
何と今の8倍だ。
80歳までの22年間で、700万円近く払うことになってしまうぞ。
それで万一の時に 500万円じゃ割に合わない。
自動更新など、させてなるものか。
忘れないよう老後シミュレーションに入力。手帳に毎年書いた。
こうして5年前より、私の戦いは始まった。
ニッセイさんから案内か何か来るだろうけど、郵便事故がないとも限らない。
担当間で引継ぎが上手く行かず、連絡が来ないかもしれない。
実際に引継ぎで苦労している私としては、全面的にお任せする気になれない。
「2022年、自動更新拒否」と毎年手帳に書き続けている。
私の老後シミュレーション「100歳安心プラン」のエクセルにも、黄色バックに赤色太文字で入力してある。
更新の案内が届くのは、契約月の4か月前下旬とニッセイホームページで知った。
12月の契約だから、この8月に届くはずだ。
まだか。
まだか。
8月27日土曜日の朝、ついに「更新のご案内」がポストに入っているのを見つけた。
あとは、ニッセイ担当者からの連絡を待つだけだ。
カモン電話、準備は万全、いつでもかかってこい。
・・・私の数年にわたる戦いが、もうすぐ終わる。