新年を迎えて、早期退職してヒマになったはずの私の身に、いろんなことが起きました。
正月三が日には、私の老後計画「100歳安心プラン」に暗雲が漂い始めた。
成人の日を含む三連休では、確定申告で医療費控除の鬼となった。
開業届を出して個人事業主となっても、事業をがんばろうとしない私だ。
それなら、他の手段も考えなくてはいけない。
今のところ候補は二つ。
投資と節約だ。
投資についてはいろいろ考えてはいるが、いいアイディアは浮かばない。
基本的にビビりの私としては、もう少し時間がかかりそうだ。
ということは、すぐにできそうな節約から取り掛かるのが手っ取り早い。
そう考えながら、毎朝自販機で缶コーヒーを買い、事務所に入るときには自販機でペットボトルのお茶を買うのが日課だ。
いや、「日課だった」とあえて過去形にしておこう。
おそらく初めての経験。お茶を買わずに事務所に出勤
私がこの事務所(←ワンルームマンションだけど)に通い始めて、早3か月目に突入した。
月曜日はバイトだし毎日じゃないけど、30回くらいは通っているかも(←いいかげん)。
つまり30回くらいは、事務所前の自販機でペットボトルのお茶を買っていることになる。
正確には事務所前ではない。
事務所(←しつこいけど、ワンルームマンションね。)の入り口にも自販機はある。
しかし、残念ながら定価販売らしく、ペットボトルのお茶は120円。
ケチで有名な私としては、ちょっと手前にある100円自販機で買う。
本物の節約の達人なら自販機でお茶は買わないだろうから、ケチなのかどうかは微妙だ。
この中途半端さが、実に私らしい。
しかしそんな私が、今日はお茶を買わずに事務所に座っている。
自慢の電気ケトルでお湯を沸かし、ティーバッグのお茶を飲んでいる。
いいぞ私。きっかけは何だっていい。この調子で続けるんだ
しかし残念ながら、強い意志でお茶を買わなかったわけではない。
いつものように自販機に近づこうとすると、前を歩いていたおじさんが先に足を止めた。
私の愛用の自販機に、硬貨を投入し始めた。
こんなとき、私は後ろに立ったりしない。
私が自販機で何かを買っているときに、後ろに立たれたらあせってしまう。
私がイヤだから、そのおじさんもイヤかもしれない。
人の嫌がることはしたくない。
少し自販機から離れるように向きを変えて、おじさんが買い終わるのを待とうとした。
これまた残念ながら、なかなかモタモタされている。
私もこんなところでウロウロしていては変なやつだ。
そのまま何もなかったように歩き続け、結局お茶は買えなかったというわけだ。
このままお茶を買わずに、今日の日を終えられるだろうか
そんなわけで、とりあえず100円の節約に成功した。
しかし、喜ぶのはまだ早い。
事務所に着いてペットボトルのお茶を一口飲んだ私は、お湯を沸かしてコーヒーを作る。
そしてまだたっぷり残っているペットボトルを持って、昼食やお買い物に出かける。
夕方になって残り少なくなったお茶を、帰り道で飲み干すまでが私の日常だ。
今日の日は始まったばかりだ。
がんばれ私!