私はついに、完璧な事務所イスを手に入れた。
ニトリの折りたたみチェア(バーミーズ)の、「背もたれ問題」を解決したのだ。
この姿になって一週間使っているが、まったく問題ない。
いや、それどころか快適そのものだ(注:あくまで私にとって)。
以前、このイスの脚を切って、座面を低くした。
ニトリの折りたたみ机(フレッタ・高さ66cm)に合う高さにしたのだった。
(注:あくまで私にとってです)。
そして今回、背もたれが高すぎる問題を解決した私は、最高の作業環境を手に入れたのかもしれない。
あくまで限られた予算の中での話、ではあるが。
(机が税込1,518円+イスは税込2,027円+私の労働力)
背もたれを、外して逆さに付けただけ
折りたたみイスを買ってすぐ、脚を切っただけの状態がこれ。
もともと店で見たときから、背もたれの位置が高いなあと思っていた。
それが脚を切って座面を低くしたせいで、バランスまで悪くなった。
まるで首の長い、キリンのようだった(←イメージね)。
座ってみると、私にとっては背もたれの位置がしっくりこなくて、すぐに背中が痛くなった。
背もたれは、もう少し低い方がいい。
構造を確認すると、背もたれは4つのネジで止めてあるだけ。
そこで前にも書いたが、単純に下にズラして2本のネジだけで止めてみた。
パイプが飛び出すがどうしよう。
切ってしまうか、カバン掛けに使うかは、後から考えることにする。
見た目はなかなかバランスが良くなった気がするが、肝心の座り心地がもうひとつ。
腰が痛くなる予感。
いくらなんでも低すぎるのか?
好きな位置にするには加工がいるぞ。
たかが2千円のイスに、そこまでするのか?
そもそも、もともと背もたれが高すぎなんじゃないか?
なんで、こんな高さなんだ?
この疑問は、イスを折りたたむとわかった・・・気がする。
このイスは、折りたたむとき座面が上がってきて、背もたれの下に収まる構造だ。
だから背もたれを低くすると、座面が背もたれに当たり最後まで折りたためない。
あくまで私の勝手な推測だ。
本当の理由を知りたければ、ニトリに問い合わせることをおススメする。
なるほど、それで背もたれの下にあれだけの空間が必要だったのかと、ひとり納得する。
どうがんばっても、ちゃんとたためない。
これでは、「折りたたみイス」の名が泣いている。
この痛々しい姿を見ていて、私に脳に電流が走った。
この座面と背もたれの間の隙間は何だ?
凹と凹だ。
だから真ん中に隙間ができるんだ。
逆ならどうだ?
凹と凸ならどうなるんだ?
おお、背もたれ位置が低くなった。
しかも低すぎないぞ!
地味ながら、これならネジが4本とも生かせる。
ただ下にズラしただけだと、ネジが2本しか使えず、2本余ってしまっていたのだ。
こ、これはすばらしいかも(しつこいですが私にとって)。
こ、これは。
究極の形かも。
背もたれの真ん中のへこんだ部分が、横座りしたときにひじ掛けにちょうどいい(←これが本当に具合がいい)。
ちゃんと座ったときの、背もたれの位置もベストマッチングだ。
これで、きっちり折りたたむことが出来たら文句なしだが・・・
やっぱりちゃんと折りたためなかった。
けど、それはいい。
それくらい、どうでもいいほどに使えるし、ピッタリだ(しつこいですが、私にとって)。
・・・私の事務所イスが完成した。
(やっぱり高いイスが欲しいけど、それは内緒。)