↑この記事の続き。
今の事務所であるワンルームマンションを借りたときのお話です。
6月も後半に入り、10月の早期退職まであと4か月と少し。
何年も何年も物件探しを続け、借りたくてウズウズしていた。
さすがにそろそろ良かろうと、いざ出陣!を決めた私でした。
ネット上で吟味を重ねて選びに選びぬいた物件を借りに、不動産屋さんへ行きました。
最後まで迷った古アパートを、断腸の思いであきらめた私です。
ここで下手を打つわけにはいかない。
私が選んだ物件を扱っている不動産屋は、私が毎日通う駅の前。
とりあえず会社帰りに寄ってみよう。
・・・明るい店内、活気のある営業さんたち。
すいません、入れませんでした。
元気で活気のある店、苦手です。
家に帰って、物件情報ページから「Web見学予約」を申込みます。
お店に入れなくても、買い物や予約ができる。
人付き合いの苦手な私としては、いい時代になったかも。
借りたかった物件に、かくされたワナ(高いハードル)
翌日午前中、電話がなかなか鳴らなくて、やきもき&イライラ。
昼休みも終わり頃(12:50)、やっと電話がありました。
「まだ空き室です。今日でも見ることができますよ~」という元気な声に少し戸惑うが、ここで断っては何をしているのかわからない。
じゃあ、ということで18:00に訪問を約束。
「うちの場所、わかりますか~」という質問に、「昨日、中の様子をのぞいていたから大丈夫です」と言うわけにもいかず、「わかりますよ」と大人の対応。
不動産屋に着くと、さっそく営業トークが飛んできた。
「セパレート(風呂トイレ別)がお好みなんですよね、それじゃあここはどうですか?」と別のマンションを強く推してきた。
賃貸物件マニアの私としては、そこは当然チェック済だ。
悪くはないが、特に惹かれるものはない。
おススメなので、そこもぜひ見て欲しいと押してくるので、ヒマだからまあいいか。
近いので、先にそのおススメ物件に行く。
行ってみると、意外とまあまあだったが、やっぱり趣味ではない。
早く私の第一希望に連れて行けよ、とは口に出さない。
その後で最初に見学予約した第一希望物件へ移動した。
さすが第一希望物件。私の見る目は確かだった(かも)
うん。いい。
ここがいい。
特に眺望が予想通り。
せっかく借りるのだから、ながめはいいに越したことはない。
西向き大通り沿いジャマな建物なしで、夕日がきれいだろう。
でも、不安になった点もある。
廊下が狭いのは、朝の散歩で事前調査した時から気になっていた。
ドアを開けたら人が通れない。
問題になったことはないのか?
風呂場の天井になぞの水滴、上階からの水漏れか?
トイレにも水漏れらしきシミの跡、大丈夫なのか?
少し不安だが、眺望と間取りが気に入ったからまあいいか。
水漏れがあったらあったで何とかしろよ、と勝手に決める。
店に戻って、初期費用の概算金額の説明。
このあたりは予習ばっちり、ハイハイ了解!問題ないです。
「保証人不要」と書いてなければ、保証人がいる暗黙のルール
「保証人を付けてくださいね」
えっ?
保証会社にお金払うんでしょ。
保証会社が保証するんでしょ?
このとき初めて、保証会社を使っても保証人がいるのが普通と聞かされる。
それは知らない。
30年前、保証人は必要だったが保証会社は使わなかった。
保証人の代わりに保証してくれるのが、保証会社の役割りじゃないのか。
背に腹はかえられない。
事務所を借りる話は、家族にもしてある。
気乗りはしないが、家族に頼むとしよう。
保証人の印鑑証明もお願いします、って気軽に言わないで
保証人の印鑑証明が必要?
いつからそんなことになったんだ?
30年前は確か、いらなかったはずだ。
保証人を頼める家族はいるが、印鑑証明なんて誰も持っていない。
私は印鑑証明を持っているが、車を買う時とマンションを買うときに使っただけだ。
私の趣味(?)のためだけに、あらためて作ってくれとは言えない。
早期退職して独立開業の「フリ」をする私のために、そこまでしてくれるとは思えない。
保証人が本当に必要なら無理と告げる。
私には収入がある。
貯蓄も少しはある。
何とかならないか聞いてくれ、と食い下がる。
必要ならば、1年分の家賃くらい前払いするとまで言ってみる。
・・・そして翌日AM10:37
保証人が用意できないなら貸せない、という冷たい連絡が不動産屋より入った。
私の事務所は夢と消えるのか・・・ということで、続きます。